2019/09/21

「ダークサンクチュアリ」の2週目(周回:37)に3人で向かいます。

突破口を開く、という言葉があるです。長年(4年超えとか長過ぎやろ)の制作の末、ようやく一つの到達点に行き当たりそうです。キャラクターの歩行アニメーションです。

2DのRPGなので、歩行アニメーションの場合は複数の(沢山の)ドット絵を用意してパラパラアニメのように作るわけですが、これまではドット絵ベースで制作していたわけですよ。ドット絵の概念の内側で制作していました。これでは、従来通りの歩行グラにしかならないわけで、それを上回るにはドット絵の外側から考えていく必要がありました。

そこで、まず3Dのキャラクターのモーションを先に用意し、そのモーションを撮影して、歩行グラとして成立するギリギリの枚数まで落とし込んで、最終的に2Dの歩行アニメーションを完成させるという手順を踏みます。珍しくも何ともなく、初期の商業RPGの頃から使われていた手法ですが、趣味制作ということで「そこまでする必要はないだろう」と勝手に思い込んでいたんですね。でも、実際にやってみると「そこまでする必要はあった」と実感しました。段違いなんです。

ドット絵から作るという手法に固執しすぎて、他のアイディアを試すという選択肢を自ら封じてしまっていました。反省しております。だが、無駄ではなかったぞ。

今回制作するのは猫の歩行アニメーションなので、目標とする成果が、私だけの力では決して到達できない位置にあります。そのため、専門の方の力をお借りすることが絶対に必要でした。これまでの協力に感謝するとともに、これからも何度も何度も協力頂くことになると思います。その度にいつも思うのは、個人制作というのは本当に不思議な言い回しで、実際は個人の努力だけで制作するものなんて何一つないのでは? と思うのです。

制作中のRPGも、よく考えてみると私一人だけの努力で制作された内容は本当に限られたごく一部でしかないことが分かります。最重要のキャラクターは勿論のこと、世界観、ワールド設定も他の方の力をお借りして組み上げていますからね。まだ着手していませんが、シナリオも得意な方の力をお借りする予定があります。マップに至っては大半がマップ制作に強い方の成果物ですし、画像素材、BGM、ボイスも全て他者(他社)制作です。

スクリプト(プラグイン)の制作依頼は今のところ実現できていませんが、あまり自作することに固執しないようにしたいですね。依頼範囲を区切るのがとても難しいという謎の理由を掲げて、着手できていませんが……本来は、一人で制作できる範囲を軽く超えているので、制作を前進させるには依頼を出した方が良いので……。

ただ、個人間の直接取引というのは流石にしないし、そこは今後も維持するところに思いますので、ある程度以上の規模の企業で運営される仲介サイトを通して依頼する形になります。そのサイトに登録されていないと、私から何かを依頼することは不可能になります。スクリプト(プラグイン)の制作依頼を出来ないでいる理由の一つですね……。何かを依頼する場合、著作権譲渡したという記録を残す目的もあって、仲介サイトを通しています。個人制作の都合上、譲渡しないというのは公開が危ぶまれるのでやりませんし、制作を進める上では成果物の納品後の加工も高確率で発生します(必ず加工すると考えても大きく外さないです)。一つ一つ許可を得ている暇はありませんし、著作権譲渡されていない素材データが、その製作者と連絡を取れなくなってしまったら、素材ごと作り直しになり大変な後退です。権利関係を企画発案者(取りまとめ人)に集約することは、権利を尊重すればするほど、個人制作であっても避けて通れないように思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする