2021/06/12

「ダークサンクチュアリ」の1週目(周回:50)に2人で向かいます。……2人で大丈夫かな?

Cities Skylinesは最初のバージョンがリリースされてから6年(?)くらいと結構経ちますが、まだまだ未知の部分が多く、ガイドも全然足りていない気がします。景観目的の都市設計の話題が優勢で、ゲームとして攻略する系の話題があまり見られないのも特徴的です。しかし、数多の攻略動画とガイド記事を見てきましたが、話題が出尽くしたということではなく、単に書く人が少ないというだけのようにもみえます。

既存の初心者向けガイド、解説動画であまり触れられていないが、検証したところかなり有用なものが見つかってきています。「独立した高速道路網」と「複数のキャンパスエリア」です。時々解説を見掛けますが、「地下鉄の複々線」も相当有効です。また、地下鉄は環状線が特に優れているので、非環状線との差が大きいのも特徴的です。環状線は序盤からある程度の設計をしなくてはならないので、緻密な都市開発プレイヤー向けになってしまいますが、うまくいくと交通量が減少し道路網の自由度が高まります。

そして現在取り組んでいるのは、六角形の区画構造です。四角形の組み合わせの構造、つまり碁盤目はSimCity(2013)で作りまくって既に飽きた状態でCities Skylinesを開始しているので、シティーズで碁盤目をする気は無いんですね。

都市人口至上主義ですと碁盤目は的確な選択ですし、スタンダードな作り方なんですが、私は都市人口至上主義とは距離をおいて、その対極の景観至上主義にもある程度納得してもらえるガイドにしたいんですね。景観至上主義を突き詰めていくと資金無限、土砂無限、全てアンロック、25タイルor81タイル主義になってしまうので、私はそこまでやりたくないなぁというのが本音です。

私は基本的にはゲームとしてプレイしたい派なのです。資金無限や土砂無限などは禁止です。デフォルトのアンロックの手順を通りつつも、都市人口至上主義とは距離を置いています。景観至上主義ではありませんが、景観にもある程度の力を入れています。ただし、それはゲームに(DLCを含め)公式で用意された範囲内の建築物を用いてです。バグ技のようなテクニックはあまり用いません。バニラ至上主義ではないので、交通関係のMODは入れてはいますし要所で使用することもありますが、可能なら使わずに済ませたいと考えています。

まあ、その割には送電線を不必要にするMODを堂々と入れていたりして、どこがゲーム……と思わなくもないと思いますが、送電線を無くすのはSimCity(2013)に見た目を近づけるのと、個人的な好みもあるのでずっと使用しますね……。でも水道管とかは真面目に引いているし、その他のゲーム内のめんどい系要素、火災や廃墟、死者、病気、犯罪、ゴミ収集などはデフォルトのまま有効ですし、交通機関の車両の定員を変更しないというこだわりもあるので、十分ゲームになっていると思います。送電線だけは許して。

デフォルトのゲームルールのまま進めていきたいので、限られた土地(エリア数)でアンロックするための都市人口を確保しなくてはならないのと、景観や都市設計の自由度も考えて、区画を設定しない部分(都市機能としては何の目的にも使っていない土地)も十分に広く取りたいんですよね。アンロックに十分な都市人口と、区画面積を最小化するのを両立することが難しいのですが、その難しい部分こそがゲームとして有効ではないかと考えています。

最初に25タイル使えたら簡単すぎるんですよ。景観至上主義ならそれでもいいんですが、私はゲームをしたいのでそれはやりたくありません。

空き地がないように平地をすべて区画に使うつもりで敷き詰めていけば、デフォルトの限られた面積の都市でもアンロックに必要な人口は余裕で確保出来るんですよ。それはあまり攻略と呼ぶほどのことではないので、ガイドを書いても仕方ない気がするんですよね。別にそのガイド読まなくても出来るようになると思いますし。

空き地を十分に確保しつつ、限られた面積の都市でもアンロックしていくというのが攻略の目的です。そこで見えてきたのは、私がアセットとしてWorkshopに公開している多重円の道路網の急所です。円形の道路網に区画を設定する場合、4×4の建物を簡単に置ける代わりに、建物と建物の隙間があるんですね。わずかな隙間のようにみえますが、すべての区画に隙間が存在するので土地の利用効率があまり高くないんです。どちらかといえば景観重視の構造になります。実は、あのアセットをベースにすべての主要な道路網を用意してしまうと、アンロックに必要な都市人口を確保できないことが分かってきました。

対策として、六角形の区画構造の出番になります。景観として使えるかどうかはプレイヤー次第ですが、もし使えるとなると、土地の利用効率が高いため都市人口を増やすのに極めて有効です。碁盤目に見えにくいのも良いところです。六角形は、大味なプレイヤーはまず使わない形状なので、緻密なプレイヤー専用となってしまいますが、それだけに差別化出来ると思います。また、僅かでも道路網の接続角度にズレがあるとひどい見た目になるので、そこは緻密なプレイヤーの、謎の緻密さの出番だと思います。

既に検証により確立しているんですが、歪みなく六角形を正確に作れる基本の大きさというものがありまして、その大きさをベースにしたアセットになると思います。

余談ですが三角形の道路網というのも一時期は試していました。まあ全然ダメでしたけども。三角形って想像以上に隙間が多いんですよね……。それだったら円形の道路網のほうがマシです。面白い形にはなりますが、面白いだけになりそうです。

八角形は、形状が碁盤目の延長線上なので誰でも作れるし、土地効率は下がり渋滞は増えるという、何ともいえない結果でした。八角形はあんまり意味なかったです。

五角形は作ることは出来ますが、道路を引く手順が面倒なだけでメリットに乏しかったです。一カ所作っても良いんですが、五角形を基本に重要な区画を作ろうとすると大変です。少しでも手を抜くと歪んでしまい景観は悲惨ですし。

六角形はバランスが取れていると感じました。手間を掛けるだけのメリットがあります。都市を全て六角形で構成しようとすると、六角形に固執しただけの見た目になってしまいますので、円形や曲線を多用しつつも、土地効率が必要なところに六角形を用いるという組み合わせ方式が良いと思いました。

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