2021/05/29

「ダークサンクチュアリ」の5週目(周回:49)に4人で向かいます。

サイリズムに余裕がありそうなので5週目も4人でいいかな。

Stellarisのstarnet(MOD)をワークショップから導入して検証(という体の普通のプレイ)を進めていますが、starnetによってAI帝国(AI文明)が強化されると贅沢な悩みが出てきますね。それは……AI帝国の性格付けです。

starnetによるAI帝国はほぼ最適な選択肢を採るので、複数のAI帝国による差異があまり見られません。おそらく意図的なものですが、慣れてくると物足りなく思えてしまいます。贅沢ですね!

もちろん立地や志向による行動の差はありますが、それ以外の違いはあまり見られないのは、最適な行動をとるためどうしても似たような動きになってしまうのは、あとから幾らでも取り戻すことができるStellaris特有の現象かもしれません。Civ6だと同様の現象は起きないんですね。Civ6(Civ5も)は立地による差が極めて大きい上に、基本的に前の時代の出来事は取り返しが付かないので、ゲーム内の時間が経過する毎に差異は大きくなっていきます。

Stellarisは取り返しが付かない要素が本当に少なく、あとからいくらでも取り返すことができるので、立地に極めて大きな差がない限りはどのAI帝国も同じような成長を辿ってしまいます。プレイヤーから見ると、前半の銀河全体を見たときに、後半のAI帝国の勢力範囲が概ね予測出来てしまいます。AI帝国は意図的にそのようにデザインされない限りは、得られた情報の範囲内では決して判断ミスをしないので、どのAI帝国も最適な戦略を採ることが分かっているためです。

もちろんプレイヤーの視点からは、AI帝国の判断ミスとしか思えないようなこともあるかもしれませんが、設計としては確率で判断ミスをするようには作られていないんですね。むしろ、AI帝国はマイクロマネジメントを恐れないし、人間のように後半ダレてくることもなければ、わざと不利になるような動きもしないので、AIというよりはCPUの動きのようにみえますね。

starnetのAIの作り方で面白いなと思ったのは、伝統にほぼ初手で「繁栄」をオープンして、オープンだけしておいて、次からは「拡張」をコンプリートまで進める手順ですね。しかも志向・国是によっては「拡張」を後回しにして「適応」を進めたり「繁栄」をコンプリートするのを優先したりと、なるほどなぁと思いました。

プレイヤーの場合は初手「発見」派と初手「拡張」派が大勢を占め、残りは状況によって初手「覇道」だったりするのとは異なり、最適とはこういうものだという戦略がよく考えられていると思います。starnetのAIは「発見」は完全に順序が後になっていて、オープンすらしませんからね。

AI帝国が「発見」を開いたとしても、プレイヤー帝国のような恩恵は得られないので、その意味では本当に最適なんですよね。見つかる候補のアノマリー自体が異なるので。

そして発見を止めた代わりに、starnet AIは最優先で「拡張」コンプリートまで進めるかと思いきや、必ずしもそうはならないケースが多いのが面白いと思いました。拡張ツリーが優先という考え方もまた、プレイヤー帝国特有のものなのかなと思いました。

ちなみに私はプレイヤー帝国の場合、発見→拡張→覇道→繁栄→調和 までほぼ毎回固定されています。一時期は覇道と繁栄を逆にしたり、調和を3番目に持ってきたり、拡張と覇道を逆にすることもありましたが、プレイ毎にかなり細かな記録を付けていて(国力の推移は勿論、一つ一つの研究の完了の年月まで記録されている)、今のところは通常帝国はこの手順が最適の可能性が最も高いと考えています。最適じゃない立地もあるかもしれませんが、最初の4つはこの順番から外さない方が結果的には強くなっていますね。

伝統の取得順はWikiには絶対に書かないことですね。Wikiはゲーム内要素の紹介や解説をしても、最適な手順(かもしれないもの)を載せたりはしないというゲーマー的な意図があるためです。それに初手「拡張」派は納得しないだろうし、starnet的には初手「繁栄」で何なら繁栄コンプリートが優先ですから、真の最適手順は初手「繁栄」かもしれないですね。

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