2022/09/10

「ダークサンクチュアリ」の4週目(周回:60)に4人で向かいます。

MinecraftのNetherポータル&The Netherディメンションの活用について色々と考える日々です。いまさら!? と思われるかもしれませんが、プレイ開始して1年未満の私にとっては新要素の一つです。

それにこのNetherポータル、ネットで調べても情報は大量に出てくるクセに、古いバージョンのことが書かれていたり、内容は最新版でも通り一遍のことしか書かれていなかったり、初心者の私でも気付くような浅い内容のものばかりで、調べて得られるものはほとんどありませんでした。

マイクラは解説動画や解説サイトから知識を得るよりも、自分で実践して把握し、憶えていくものだとあらためて思いました。マイクラに限らずそうなのかもしれませんが、マイクラは特にそう思います。

基礎知識は Minecraft Japan Wiki だけで十分です。

そして、実践的で本質的なThe Netherディメンションの活用方法はWikiには載っていません。Wikiに載せるような内容ではないというのもあるでしょう。Wikiの性質上、自由に書き足しても良いと思いますが、なんか勝手に消されそうなので止めておこうという気持ちもあります。書くとしても、noteなどの第三者に消されないような場所に書いて載せるのが良いかもしれません。

The Netherディメンションの実践的な活用において、最初に大きな分かれ道となるのが「岩盤の上を活用するか否か」です。

岩盤の上に移動するためには、破壊できないとされている岩盤を破壊or通過しなくてはなりません。この手法にはある種の「バグ技」が用いられます。私はこれを「glitch」とみなして利用を禁止しました。Minecraftはマルチプレイサーバーの存在などから、たとえシングルプレイであってもマルチプレイの原則に従うという考え方があります。しかし、この考え方は一つの考え方であって、別の考え方も存在します。例えば、「にじさんじサーバー」では、The Netherディメンションの岩盤の上のスペースも活用されているのが確認できます。にじさんじでは、岩盤の上に移動する「glitch」が事実上許可されていると考えるしかありません。良くはないでしょうが、プレイスタイルの一つとして考えられているようです。

マルチプレイサーバーでの「glitch」を禁じ、「岩盤の上」を活用できないとするプレイスタイルを選択すると、にじさんじサーバーのような、安全なポータルネットワークの構築は不可能です。Netherポータルから別のNetherポータルの移動には、MOBのスポーンの可能性があるエリアを通らなくてはなりません。

次に考えるのが、「どの高さに道を作るか」です。この話題が本当にどこにも書かれていなくて、動画や配信でも誰も話題にしていなくて、最終的には調べるのを諦めました。

いろいろ検証した結果、高度119に、空間内部の高さ2.5の道を作るのがベストという一つの結論を置いておきます。高度119というのは、F3キーによるデバッグ画面に表示されたY座標のことです。ミニマップMODも通常は同じ座標を表示するので、ミニマップMODで座標を確認するのが無難です。

空間内部の高さ2.5というのは、下にハーフブロックを敷き詰めたために0.5減少していると考えてください。つまり、掘削するときは3ブロックの高さの空間を確保しながら掘り進むことになります。高度119付近はネザーラックで埋まっている確率が非常に高いので、掘り進むのは余裕です。

高度121以上になると、掘り進める部分に岩盤が混じってくるため、空間を確保できない可能性があります。可能な限りの高高度に道を作りたかったのですが、岩盤はどうやっても消せないので物理的な理由で高度121以上は諦めることになります。

当初、高度120に道を作る方針で進めていました。しかし、高度120の場合は天井に岩盤が存在することがあり、天井に照明のためのブロックを任意の座標に埋め込むことができないケースがあります。緻密な建築をする私にとって、計算通りの座標に均等に照明を埋め込むことができないのは大きなストレスでした。照明を考慮しないなら高度119ではなく高度120が優れているのですが、照明を付けないわけにもいかないので、高度120は諦めたという形です。なお、空間の下側に照明を埋め込むのは後々困ることがあるので、そちらも断念しています。

高度の低い位置に道を引かないのはなぜでしょうか? それにはThe Netherディメンションの全体的な特徴が影響しています。

The Netherディメンションは大雑把に表すと、「空間」と「ブロック」と「流体」で構成されています。それらの割合はバイオームにより大きく差はありますが、分かっていることは、流体は100%溶岩であること、ブロックは岩盤でない限りは破壊可能であること、空間はその名の通り何も存在しないこと(厳密には「空間」というブロックですが、ここでは何も無いとしておきます)です。

次にMinecraftのプレイ時間のことを考えてみます。私達プレイヤーは無限の時間は持っていないので、有限の時間を用いて建築などを行わなくてはなりません。また、多くの場合は配信者ではないので、長時間の建築は自分一人しか視聴しないコンテンツとなり、退屈な時間となる可能性があります。特にThe Netherディメンションに道を作る建築となると、リスクの割に内容は単調になりがちです。配信するとしてもあまり向いていないかもしれません。つまり、建築難易度を考慮して決めていくのが大事になってきます。

配信者でない限り、噴き出す溶岩を相手に悪戦苦闘するのは時間の無駄でしかないため、「流体」が多い高度は避けたほうが良く、The Netherの高度の低いところに道を引くのは時間の無駄に突撃しているようなものです。場所によっては古代の残骸探しを兼ねることもできるのでアリだと考えてしまいがちですが、冷静になって考えると溶岩の海に道を引くのは大変すぎます。この点、高度119ともなると溶岩に出会う確率は極めて低く、ノーリスクではありませんので一応警戒はするものの、見つけたとしても1ブロックとかですので対処は容易でしょう。

次に対処が難しいのが「空間」です。The Netherの構造上、どうしても空間は避けて通れないのですが、高度が高いとネザーラックのブロックで埋まっている確率が高くなるため、高度119では空間を避けられる可能性も高くなっています。それでも遭遇はするのですが、高度119の場合は基本的に「下側」に空間があるので通常の手順で道を引くことができます。逆に低い高度に道を引いていると、「上側」にもブロックを置いてMOBからの射線を切る必要が生じてきます。この「上側」にブロックを配置するというのがとにかく複雑な手順で、作業中にMOBに攻撃されるリスクもあります。MOBに上を取られていて、自分達が下側、つまり不利なポジションにいるケースが多くなるためです。その点、高度119に道を作る場合は自分達が必ず上を取るので、有利なポジションに建築をすることになりますから、ある程度の安全を建築途中から確保できます。道を作るときに最も危険なのは、道を開拓して建築している最中にMOBから攻撃されることなので、このリスクを減らせるのは大きいです。というより、高度119にいるとMOBから視認されることもほぼありませんので、実際に攻撃されるケースはほとんどありません。

最後に、危険なエリアで建築中に「足を踏み外して落下した」場合の安全性です。これを考えるときは、実際に足を踏み外した場合のことを考えますので、「建築をするときに十分に気を付ける」とか、そんな浅い内容の文章は不要です。プレイヤーのミスは必ず起きるものなのです。私は「メーデー」という海外の番組で学びました。高度119、高度80、高度30のケースを比較するとよく分かります。

高度30で足を踏み外すとどうなるかは想像通りでしょう。このような思考では、最も危険なケースでどうなるかを考えますので、溶岩の海に落下して全ロスして終わりです。ポーションも使っていなかったケースを考えています。高度30での建築はハイリスクです。

高度80で足を踏み外すと、これもやってみるとよく分かりますが普通に溶岩の海に落下したりします。The Netherディメンションは広い空間が多く、このくらいの高度ですと、溶岩の海に到達してしまうのです。運が良ければ陸地に落ちて(装備は)助かりますが、運が良くなかったケースを想定しているので普通にロストします。

高度119で足を踏み外した場合は、溶岩の海に到達する確率はかなり低いです。高高度からの落下ですので落下耐性がないと生き残るのは厳しいですが、逆に考えると落下耐性さえ十分であれば地面に着地する可能性が高いです。The Netherディメンションは陸地と空間が何層にも連なっているバイオームが多いので、いずれかの陸地に着地することは珍しくないんですね。もちろん、安全ではありませんので落下したときのリスクはありますが、高度30や高度80で建築していた場合に比べるとThe Netherディメンションの構造上、相対的に安全です。

以上のことから、高度119での建築は他の低高度の建築と比較して、より少ない手順で建築ができるため、必要な時間が短くて済むという利点があります。常にMOBよりも高い位置にいるため、建築中、強いポジションに居続けるという大きなメリットもあります。道の周囲をブロックで囲い、足下にハーフブロックを敷き詰めることでほぼ完全な湧き潰しもできます。厳密には、スポーンの可能性が僅かにありますが、The Netherで最も安全なエリアにすることは可能です。

岩盤に照明の位置をずらされて困ることもなく、「glitch」することもなく、それらの前提条件を満たした上で最も安全な高度は119といえます。

照明を左右に作るスタイルなら、最適な高度は120になります。道幅を拡張しないならこれでもいいですし、キリの良い数字なのでできれば高度120がベストとしたかったんですが、最終的に時間のあるときに道を追加整備して綺麗に仕上げたい場合、高度120だと上側の岩盤を隠せなくなってしまうので、そこが究極のデメリットになると見ています。高度119なら上側の岩盤を隠すだけの余裕が1ブロック分あるので、最終的な見栄えは良くなります。岩盤が見えていても別に見栄えは悪くないというスタイルなら、高度120がより良い高度となりそうです。

高度119か高度120かは状況により判断ということになります。高度121以上は物理的に道を用意できないので考慮外で良く、高度118以下は下がれば下がるほどリスクは増して建築も面倒になりますので今後その高さに道を作ることもないでしょう。Minecraftは正解のないゲームだと言われることもありますが、ネザーポータル網の道を作る高さ(Y座標)には正解があったんですね。

配信者がMinecraftの配信をするとき、この視点で見始めるとまた面白いかもしれません。私はコメントをすることはしないので黙っていますが、はたして同じ正解に辿り着く箱のサーバーは現れるのでしょうか? 最近はVTuberの箱の数も猛烈に増えてきたので多分もうどこかには存在していて私が未発見なだけだと思いますが、発見することを楽しみにしています。

Minecraftの一番の楽しみは、この記事のような知識をベースにして、アイドルVTuberのマイクラ配信を見ることなんですよね。

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