2021/02/13

「ダークサンクチュアリ」の6週目(周回:47)に4人で向かいます。ボス戦です。

リンカネはいつものことなんだけれど、後半にゴールドの使い道なくなるゲーム多いよね。Cities:Skylinesもそうなりました。都市の余剰資金が無駄に飽和してゲーム内の桁あふれを心配するくらいになってる。通常のプレイ目標として収支をプラスにするんだから、ゲーム内時間が経過すればそうなるわな……。

細かく時間を止めてプレイを進めているし、意図的にゲーム内時間を進めようとはしていないんだけれど、市民を選択して行き先とかルートとか調べていると、何だかんだで年数が経過してしまうんだよね。私は、Cities:Skylinesで何かRCIを配置したり、建物を配置したり、道路や線路を引くときは必ず時間を止めています。公共交通機関の動きを確認したり、市民を追跡したりと、どうしても必要になったときだけ時間を動かす感じですね。

考えているときには時間を動かす意味がないというか、ジオラマを作るつもりは全くないのだけれど、都市の細部まで精密に配置するので自然とそうなりますね……。RCIも基本は1棟ずつ塗りますし。まとめて塗りつぶすのって、最序盤にRCIを雑に組むときだけですね。最序盤のRCIはどのみち後から全部壊して作り直すので雑なんですよ。中盤以降のRCIはその後ずっと使うものなので、必然的に設計に従った緻密な配置になります。

これとは別に大味なプレイのスタイルもあって、Cities:Skylinesの初心者向けの解説動画は、私がこれまで見たところでは、全てこの大味版のプレイスタイルで説明されている感じです。細部に余り時間を使わずに、常に時間を進めながら全体を見るプレイですね。

プレイスタイルの見分け方は簡単で、廃墟の自動破壊MODが欲しいと思うか、特に欲しいとも思わないかで区別できます。

大味プレイスタイルの場合、全体を見ているので個々の廃墟に時間を使いたくないと思うんですよね。廃墟が大量に出てきたら原因を考えるけれど、少しくらいの廃墟なら放っておきたい(自動で立て直してほしい)というスタイルです。このスタイルを持つ初心者には、初心者向けの解説動画はピッタリ当てはまります。

精密なプレイスタイルの場合、全体よりも細部に目を向けることに時間を使うので、廃墟の自動破壊はまず行わないですね。一つ一つの廃墟について、廃墟となった原因を追及して改善に取り組みますし、それ以前に、精密なプレイスタイルでは(解決方法をミスっていない限り)都市内に廃墟が存在しません。一つでも出たら本人が驚くレベル。二つ三つ出たらこれは大問題だ(何か大失敗をした)という認識です。慣れてくると、廃墟になりそうな兆候を感じ取り先手を打って地区ごとに解決していきますが、さらに慣れてくると廃墟化の原因を無くしてからRCIを設定するので、廃墟になりそうな問題アイコンのRCIも存在しなくなってきます。心当たりがあるプレイヤーは多分、精密なプレイスタイルです。

ちなみにSimCity(2013)の場合では、精密なプレイスタイルを徹底しても都市内に数個程度の廃墟は(シムの自宅と職場が固定されておらず、そのシムを個別に動かして自宅と職場を行き来するシミュレーションの)仕様上、避けられませんでした。偶発的な廃墟化は都市の規模が大きいとどうしても発生してしまうのです。

Cities:SkylinesはSimCity(2013)と異なり、施設のカバー範囲で幸福度が決まるので、都市設計に問題がなければ廃墟化は発生しません。精密なプレイスタイルのプレイヤーの場合、その精密さを深めることで廃墟ゼロにできるのなら、それはするでしょうね……。それと同時に、かなりの大味プレイスタイルでも問題なく都市運営できるバランスにもなりました。代わりに渋滞問題が発生してむしろそっちをどうするかに時間を使うことになりますが、精密なプレイスタイルが渋滞問題とは無縁で渋滞とは別のところに悩んでいるのとは対照的です。

大味プレイスタイルのもうひとつの特徴は、渋滞が発生してそれをいかに解消するかを楽しむところです。公共交通機関に人が集まりすぎて溢れてしまい、MODやアセットを入れて鉄道の運べる人数を増やして大胆に解決してしまうこともあります。そんな細かいことよりも、もっと広い面積を使って巨大都市を作ることに興味が向いています。平均交通量の状態はほとんど見ないか、あまり意味がない数字なので着目もしないといった感じです。実際、初心者向けの解説動画でも平均交通量の話題はまず出てきません。省略するところと判断されているようです。

精密なプレイスタイル(非ジオラマ)の特徴は、渋滞問題が発生する前に地区の配置が正しいかを再検討します。平均交通量の数字は常に確認しながら都市設計をしますが、それは単に念のためということであり、精密なプレイスタイルであっても平均交通量の数値をどうにかしようとして設計しているわけではありません。平均交通量は85%を下回ることがほとんどないので、渋滞問題とは無縁という表現もできます。実際、私は平均交通量80%未満の都市を見たことがありません。82%、83%も結構珍しく(再設計のため公共交通機関を一時的に撤去したときに見たくらい)、ほとんどの場面で86%~88%になります。それでも細部を見ると渋滞しかけている場所は見つかるので、そこにさらに注力するのが精密なプレイスタイルです。まあでもさすがにこれ以上は何も出来ないと思ったら無視しますが、工業地区に地下鉄駅と通勤者の立体交差用の歩道を用意するくらいはします(商業地区と住宅地区はもちろん用意します)。大規模ではない工業地区は、あんまり通勤者(歩行者)の対策はしなくていいんですが、それらにも時間を使って網羅しちゃうのが精密なプレイスタイルの不思議なところです。大味プレイスタイルの視点だと、工業地区に歩道というのがまず意味分かんないんですよね。無駄じゃんの一言です。精密から見てもちょっとやりすぎかな(歩行者が数人しか歩いていないし……)と思わなくもないので。

そんな感じで、プレイガイドを書くにあたっても、読み手の初心者が大味タイプなのか精密タイプなのかによって書くべき内容が180度変わってくるんですよね。その幅の広さが、Cities:Skylinesの人気の秘訣なのかもしれませんね。

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