2021/01/30

「ダークサンクチュアリ」の4週目(周回:47)に3人で向かいます。4週目に3人って大丈夫かな?

ここの記事をまとめたらそのうちCities:Skylinesのガイド(Steam Community ガイド)を書けそうだね。既存のガイドはほぼ全部読んだと思うけれど、まだ無いものも多い。

よく話題になるCities:Skylinesの渋滞対策については、現在の最新の考えはこうなっているよ。

・前提条件として資金無限などの特別な設定は使わないものとする。マップは標準の9タイル上限。マイルストーンによるアンロックも標準の設定とする。

・基本的に、渋滞対策が成功している場合は半分以上の道路に砂利道が最適なんだ。理由は、道路の維持費が最小のため。初心者向けの助言として簡単に書くと、何らかの問題が生じるまでの間は原則として、全ての道路は砂利道でかまわない。理由は、最適なエリアの配置は(1タイルしか持っていない)序盤では不可能なため、どのみち区画を含めて道路網は全部作り直すことになる。中盤以降も砂利道は多用する。

・より高価な道路を使用するのは、次の二つの理由からだ。1:公共施設のカバー範囲を広くとるため。 2:道路維持費を消費して渋滞対策をするため。1はやむを得ないケースも多い。2はなるべく避けたいところ。

・道路の維持費の増大は詰みの要因の一つなので、渋滞対策をするときに維持費のことは常に考えなくてはいけないよ。(景観重視だったり、資金無限の設定なら知らないよ)

・つまり、優れた道路網を考えるのではなく、優れたエリアの配置を考えるのが常に優先されるよ。誤ったエリアの配置による渋滞を優れた道路網で解決しようとすると、道路の維持費が増大して都市財政を圧迫する最大の要因になっていく。

・ゲーム内に敷設する「ラウンドアバウト」は不要である。(元々渋滞していないところに、見栄えのために作っても特に問題はない) 初心者向けの記事や、Cities:SkylinesのPR記事(プレイレポート)によくラウンドアバウトが登場するのは困ったものである。対策が必要なところに景観目的のラウンドアバウトを置いたら普通に渋滞するけど、どうするの?

・「歩行者用道路」は中盤以降は必須である。序盤は不要なのでしばらくの間は考えなくて良い。序盤に用意しても、エリアの配置を見直したときに作り直すのでちょっともったいない。

・「トンネル(地下道)」は使わない方が望ましい(最大の維持費を要求される)が、景観のために使いたい時は使うべき。景観目的であり、渋滞対策になっていないことは意識しよう。

・バイパスの道路網で解決できるケースは本当に少ない。バイパスで対策しようという言葉に惑わされないように気を付けよう。バイパスが欲しいと思ったときは、誤ったエリアの配置を道路網で解決しようとしてはいないか?

・初心者が一番最初に見るべきは、プレイする「マップ」が適切かどうか。マップの選択によって、渋滞対策の難度が大幅に変わる。実際、既設の高速道路網が最初から渋滞気味のマップが存在し、それを選ぶと高速道路網がほとんど頼れなくなる。大変である。基本的に、Cities:Skylinesの発売後に後からDLCの発売などのアップデートのタイミングに追加されたマップが優秀。目安はDLC:Campus以降。マップの追加時期が後になるにつれて、渋滞の要因になりにくい外部都市の配置と、交通量の許容容量の大きなインターチェンジやジャンクションが最初から敷設されている。(マップに元々敷設されている高速道路網はコスト0として計上される!)

・基本的に、マップに既設のインターチェンジやジャンクションを作り直すことは避けよう(市長は、コスト0という最強の道路網を手放そうとしている!)。それをしなくてはならないということは、マップ選択を誤っている可能性を疑おう。

・ゲーム内の都市の規模が非常に大きくなると、それまでに考えた渋滞対策の多くが実質無意味と化していくよ。都市の規模には上限があることを憶えておこう。都市の景観を完全に捨ててもいいのなら、(SimCityの頃から伝統的に)区画均等配置法という物凄い解決策があるにはあるが……一回やると飽きるよ。

・まとめると、
1:都市の規模 2:マップ選択 3:エリアの配置 4:公共交通機関 5:道路網
の順になる。数字が小さいほど(検討する)優先順位が高い。つまり、左側の要素は右側の要素によって解決できないので、常に数字の順に検討する必要がある。

「都市の規模」は、他の何によっても解決できない究極の検討事項だ。規模が増大すると、いずれは2~5の解決策は意味を成さなくなっていくことを意味するよ。無限に都市を大きくすることは出来ないんだ。

「マップ選択」は初心者にできる最大の解決策だ。これはプレイの最初に行わなくてはならないので、気付かないでプレイを開始することが多く(私も最初の二つのプレイでは気付かなかった)、詰む要因の一つになってしまっている。

マップ選択が適切と仮定して、「エリアの配置」は次に考えるべき事柄だ。エリアは区画と読み替えてもいいが(実際、エリア内は区画を設定する)、もう少し面積の広い概念だ。ゲームプレイ中にも時折ヒントが表示される。もしかしたら、初心者の都市の場合、全部作り直しになってしまうかもしれないけれど、資金が十分にあれば対応可能な解決策だ。積極的にトライしたい。

「公共交通機関」はエリアの配置の次に行いたい。順序を逆にすると、交通機関も含めて作り直しになってしまうので二度手間である。そのためこの順序になっている。エリアの配置が誤っていると公共交通機関ではどうしようもないので、公共交通機関で解決しようと考えるよりも先に考えるべき事柄は多い。ちなみにゲームの序盤はこの選択肢が無いので、開始してからアンロックされるまでの間は、公共交通機関の存在は無視して良い。エリアの配置だけで何とかしよう。

「道路網」は、渋滞対策する上で一番最後に検討する事柄だ。実際、道路網を考える前に渋滞対策の99%は完了しており、残りの1%は別にしなくてもよく、道路網を考えるのは見た目を重視してのことだったりする。初心者向けのガイドに時折見られるのは、この道路網の再検討をまず最初に行うかのような記述がなされていることがあり、それは本当に初心者を迷わせる。困ったものである。

何度も書くが、Cities:Skylinesのゲーム内の渋滞対策において、道路網を最初に疑うのは100%誤りである。道路の引き方は完全な初心者でもそうそう大きなミスはしないし、初心者は渋滞しかけたときにアップグレードして大きめの道路を使おうとする傾向があるので、道路維持費が問題になることはあっても道路網がまずくて渋滞していることはほとんどない。

初心者の多くのケースでは「1:都市の規模 2:マップ選択 3:エリアの配置」のいずれかの問題、もしくは二つ以上の問題が重なっており、道路を網羅しても、どうやっても解決不能に陥っていると考えるのが自然だ。マップ選択が原因だった場合は都市を諦めて次の都市開発に移るしかない。エリアの配置はおそらく全部作り直しになるので、次の都市開発を始めた方が早いかもしれない。

あとこれに、マップ選択の手法を書き足せば、ガイドとして成立するんじゃなかろうか……? というかWikiの初心者向け記事に書くべきなのかもしんないけど、資金無限の設定やマップ25タイル解放のプレイヤーも多そうなので、受け入れられなさそう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする